着物を長期保管する際の注意点

着物は一度でも着ると、特にかけ衿まわりなどは皮脂やファンデーションがつきやすく、のちの黄ばみの原因となってしまいます。

かけ衿だけのクリーニングも可能なので、気になるようなら早めにクリーニングをしておきましょう。

昔は自宅で着物を解き、洗い張りをして仕立て直して着るといった手間のかかることをしていましたが、今はそんな技術を持つ人はほとんどいないようです。

プロの手にゆだねるとしたら着物を解くことから仕立てまでのすべての工程で5万円~10万円近くもかかるようです。

そこで、少しでも費用を抑えて長く美しい状態を保つためには、晴れた日に時々は虫干しをすることです。その際は直射日光に当てず、風通しの良いところに吊るすようにしましょう。

高価な着物は娘や孫の代まで残しておきたいと思いますが、保管状態が悪いと次の代まで着るのは難しいといえます。

着物の手入れまで手が回らない人は、なるべく新しいうちに手放した方が高価格で買い取ってもらえます。